【日常】春になると。

春になり、桜を見ると。


いつも思い出すのは。


あの子の泣き顔だったりする。


別に深い関係だったわけでもないし
別に普通に仲の良い女友達だったわけで。


妙に斜めから世の中を見ていた10数年前。
多分、本気で自分の為に泣いてくれた子なんてあの子だけだったんじゃないかと。


30歳になり、振り返るとより強く思う。


故に今や素直過ぎるくらいに、元気で居てほしい人にはそう伝え
自分がその欠片になれればそれだけで出会った意味があるんだと
喜ばしく顔を上げることが出来る。


震災を経て、自分の現状のチカラの無さを思い知り、きっと自分の言葉はさらりと流れていくだろうけど。


グリコのおまけのように。

お得感を称えて生きていきたいな。