【経済】お金と敷居とキャパシティ。

音楽を通して様々なイベントを企画していく最中。


自分の中で常に抱えているものは


責任、だけである。



人を引き込む、というのはそういう事で
やるからには自分が想定しうるすべてのパターンをリスト化したうえで
対応しなければならない。


故にある野望はあるけれど
まだまだ成し得る状態には至っていませんし
それをやるには必ず自分が通って
経験を積まなければならないものが山ほどある。


なので、先に仕掛けるのが、IT系のセミナープランです。

順序だてが出来るか、出来ないかは自営業者にとって最大の特化スキルですから、そういう敷居感覚は大切にしています。



人の脳ミソは基本的に自由なものです。

だから、発想というものをいたずらに押し留めるのは間違いです。

しかし、脳ミソは自由過ぎて、責任が必ずと言っていいほど抜け落ちてしまう。

発想はあるけど、現実に結び付かない人間は
コミュニケーション能力を磨くべきだと思う。


ここで言うコミュニケーション能力は単に他人と仲良くすることではない。


要は

それをやるには何が必要で
どれだけの経費がかかって
どれだけの利益があって
何人がそれで潤うのか?

という簡単な試算。


勿論、試算だから狂うこともあるけど
それをやれていない状態で
何を成そうとしても確実に無理が出るから却下されるのが当たり前である。

だって、数字の責任を負っていないから。


責任を負った上で、交渉の席につかなければならない。

その段階でかかる経費を洗い出す。場所に設置する時間、再現性、設置〜撤去にかかる費用、人件費まで。


事業提案ってやつは「一緒に働きましょう」と言うことなわけで

不利益なら辞めるかも知れないけれど、一緒に働きましょう。

なんて言って、付いてくる人間はそれ以外の部分に旨みを感じているわけだから、それでは単なる学芸会になってしまう。


これだけの利益が見込めて
これだけの赤字の可能性があって
これだけの継続性やメリットがあります

と、計算を数字として試算して
プレゼンテーション出来ないと形にはならない、ということ。



自分の現在のキャパシティを冷静に見ていない提案は見透かされてしまうので

でかいことばかりを考えていてもダメだったりする。


例えば

「空を飛びたい」なら、どこから手を付ける?
いきなり屋根から飛んでみる?

それとも羽を買うためのアルバイトから始めます?

この選択次第で人の明暗は分かれます。


後者は失敗をしてもそれを活かせる状態になるから道は途絶えない。


人は身の丈以上のことなんて出来ないし、身の丈はそんなにすぐに成長しない。


地道にじっくりと。
知識を経験に置き換えながら。
歩いていくしかない。