【日常】間接支援。

TAKEZO-MUSASHI2011-04-04

これからのことを、阪神淡路大震災の経緯を踏まえて述べてみます。



阪神の際も今ほどではありませんが自粛ムードが漂い景気は低迷しましたが、ルミナリエが新しい光を見せてくれました。

初年度の経済効果は280億円程度。
それ以降は平均して400億円の経済効果を維持しています。


こういった催しによって、負けず戦った沢山の活動によって、復興へ沢山の光が見えました。

神戸で被害を受けた産業は靴とか鞄とか色々ありましたが、とにかく早く仮設商店街を…など。

とにかく神戸は強かった。関西人ってのは基本的に負けず嫌いでし、商いで生きてきた地域が多いですから、とにかく今出来る形の商売はなんなのか?と動いた沢山のチカラによって立ち上がる礎を沢山の人が見せてくれました。
ナミダを堪えて、頑張ってナミダどころか笑顔をいっぱい与えている。そんな印象を当時中学生だった幼い自分なりに感じていました。


データだけしか見ていない人からすれば産業が海外に乗っ取られた、だの、企業の再生に対して不用意な憶測が流れていますが、確かに元々あった産業活動はなかったものの、影響を受けた靴や鞄はリメイクという形で再利用されていたり、明石市に住む私の知り合いは瓦礫の撤去作業のアルバイトをしていたり、と生き方は沢山、創意工夫でいくらでもあるんです。

そういう知恵に関して、日本は強い国だから、弱気になって欲しくない気持ちも強い。


ちょっと前に述べましたが、これから災害のしわ寄せは、主に普通に生活すべき自分達にやってくる。

これは現実です。しわ寄せが来てもいいじゃないか、というコメントもあったが、勘違いしないで貰いたいが、自分はしわ寄せを嫌がっているわけではない。一言もそんな話をした覚えはない。

しわ寄せが当然だと、それを消費低迷の不景気として受けることが被災者心情を察する行為だと言うのは、簡単過ぎる単なる逃げ道だと思っている。

自粛が痛みを分かち合う意思表示なのは分かるが、意思表示の中では簡単過ぎる行為だ。被災者皆が食べ物にも困りながら頑張ってるのにさ、なんで安易で一番簡単で後々被災地を圧迫するような行動を取るのか?自分には理解できない。

自分は真摯に被災地を応援したいからこそ、現実問題を丁寧に掘り下げているにすぎない。


花見自粛ムードを広げた結果、既に地元で生き残りを賭け、被災者を雇用して、力強く活動を再開した酒蔵が経済的な被害を受けている。既に地元の酒屋が被害を受けています。

そういった東北の頑張る企業の売上を消費活性化というなの間接支援で、売上をあげなければならない場面が来るし既に来てるんだよ。これからずっと落ち着くまでは。


義援金はなかなか立ち上がれない弱い人の為のもの。

では、強く立ち上がろうとしている企業や人を支援するのは何か?

よく考えて行動して貰いたい。


NHKの番組で被災地の子供の支援な乗り出している、清水國明さんが語っていた素晴らしい案がある。


これだけ自粛ムードが漂う余波を一番に受けるのは、創業を再開したいと考えている地元の企業だと思う。

災害で消費が低迷すればするほど、流通がままならない地元企業は復興の足掛かりとして、創業を再開出来る状態であっても「作っても売れるのか?」と不安になり、なかなか創業を再開出来なくなってくる。


被災地以外の皆が元気だからこそ、流通さえどうにかなれば買ってくれるだろう、と創業を再開することが出来るし、そこにしか、地元企業再生の光はない、と言ってもいい。

不躾な例えで申し訳ないが、日本を身体全体だとすると、今回身体の約4割を損傷したことになる。両腕にしても脚は残っているし、頭も口も目も鼻も残っている。無事な部位を駆使して頑張ればいい。


で、清水さんが提案していたのは「だったら予約しようじゃないか」といった未来を期待するとても暖かな提案だった。

三陸の海苔の品質は皆がご存知の通りですが、原発津波の問題で漁場が荒れてしまっていて、完全な再生には2年〜3年を要するという専門家の試算が立っている。

なんとか再生をするとして、一番悲惨なのは、2〜3年かけて再生したはいいが、売れない、といった状態ではないでしょうか?

人が立ち上がる強さを信じたい自分は、清水さんの提案に賛成をして、三陸海岸の海苔やわかめやお米や野菜を今から、予約します。必ず再生をして、買わせてください。


それまでに経済的に弱らないように、自分は元気で健康で幸せに。毎日を過ごすことを約束します。


それゆえに、海産物アレルギーの治療を続ける必要もあって、本日、点滴に出掛けた次第です。



元気のない人が沢山居るのに、元気のある人間まで元気を無くして、どこに光があるんだろうか??

と問いかけは続きます。




あと、この場を借りて反論しよう。

焼け野原にレジャーはあったのか?と馬鹿げた揚げ足とりをする人。

じゃあ、焼け野原にジャーナリズムはあったのかよ?記者は満足に記者をやっていられたのかよ?


同じ目線に立てないのに、立った風な口ややめてもらいたいな。


以上、今日はここまで。

よく寝て明日は、創作に戻ります。